木製家具・小物製作 bügelのものづくり、nagasaki、ぶらり旅ブログ。
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福岡県八女市で開催中の 「八女福島 白壁ギャラリー-暮らしをめぐる小さな旅-」を見に行ってきました。 http://yame1030.blog68.fc2.com/ 国道の442号線は昔通ったことがあって、なんか町並みおもしろいなーと思った記憶はあったものの、 きちんと歩いてまわったことのなかった八女の町並み、 作られた感や再現された感のない昔ながらの町家がそのまま残っていて、それらが商店やギャラリーとして実働しててすごくよかった!! 大学が入って町家の再生とかやってるらしいです。 今回は上條先生から”八女で活動してる先輩が展示やるんで見ておいでセンスいいから!”という案内が来てありがたいことに平日もやってたので見に行ってみました。 その先輩は大坪妙さんという方で、轆轤で器などを作っておられます。 20、21日のWARANAYAのクラフト市にも出展されるそうですが、残念ながら行けないので八女の方に行けてよかった。興味深い出会いも発見もあったし。 で、見るところをいくつかピックアップしておいて散策スタート。 はじめに見に行った城後仏壇店の仏壇作りの実演では店主の話がおもしろくて4時間も居座ってしまいました。 仏壇の宮殿(くうでん)の部分を作る職人さんが実演をやっていたのですが、あの細かいパズルのような部品が全部バラせるんです。ボンド使ってなくて。中国製だとべっちゃりボンドで固められてるんだとか。 前、テレビで名古屋の仏壇を洗う業者さんを見たけど、仏壇は分解して洗うものだし、塗装においてもバラせないと都合が悪いみたいです。職人さんの小刀もなんか特殊な形のものを使っていて、ビシっと研いでありました。 御年75歳! かっこいい。職人技でしたー。そして仏教の世界が奥深くて、話はつきないのでした。 お昼は白壁の町並みの中にそこだけ異色な昭和初期の洋風建築のレストラン「キンプクテイ」でチキンドリアをいただいて、先輩の大坪さんの展示をやっている「藤原家住宅-くるくる回した手仕事展-」へ。 この町家はきれいに壁が塗りなおしてあって、鉄の窓もきれいにしてあり、かっこよい建物。普段は住んでいる方がいて、期間中だけギャラリーとして開放しているのだそうです。素敵。 残念ながら大坪さんは平日はいないそうで会えませんでしたが、一緒に展示をやっている陶芸家の橋爪さんというかたにいろいろお話を聞くことができました。 いくつか心に残る言葉がありました。ありがたや。 そしてそこで紹介してもらった切り絵作家松原さんの展示も見てきたのですが、そこの町家がまた雰囲気よくて。 その方はそこに住んでいて、切り絵で食って、子供も育ててるそうです。すごい。 平日は閉めてるとこもあったので、見たいとこ全部は見れませんでしたが、他にもおもしろそうなもの、いろいろありました。 八女、アツかったです。 迷いながら考えながらも作り続けることが大事なんだよなー。 そんなこと悶々と考えながら帰ってたらあっという間に長崎まで着きました。 ところで、八女福島、木曽福島…地名に「福島」とつくところは他にもあるようですが、どんな意味があるのかなー。 PR 2010/11/04(Thu) 22:55:40
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